2009-08-30

大きなくすの木のしたで(OCAPPA)

新型ほにゃららに感染してしまい、
約2週間ぶりに畑へ行った8月23日(日)。

東京、九州の旅から戻ったKARIAGEくんとともに、
この日はある作業があるということで、
午前11時頃、お山へ。

作業というのは、休憩スペースづくり。
わたしたちの畑は、OCAPPA FARM/KARIAGE FARMという
名前を付けてはいるけれど、これはユニット名みたいなもん。
(すぐに名前を付けたがるんですな。。。)
実際の畑は、広〜いスペースの一区画をお借りして、
野菜を育ててる。
残りの区画では、BLOGでもよく登場する
畑先輩・大西さんや、
畑から徒歩20分くらいの場所で暮らすDAVEさん華子さん夫妻、
木工関係の仕事をしていて、畑の学校のリーダーでもあるマキさん…
などなど、10名近くの方が好きな野菜や果物を育てている。
つまり、畑のシェア。

そんな共同畑のメンバーは月に1回くらい、平日の夜に
【ラッキーガーデン】へ集合して話し合いをしたり、
オーガニック畑のプロ・矢崎さんや畑先輩・大西さんに
農作業のノウハウを教えてもらっている。
これが畑の学校。

これまで2回開催していて、そのときみんなからでた意見が、
「休憩スペースが欲しい」ということだった。
炎天下の農作業の合間には、日陰でお茶を飲んだり、
体を休めることが不可欠。でも、共同畑には日陰は一切ない。
そこで、みんなの休憩スペースを作ろうということになった。

で、実行に移した23日(日)。
メンバーは【ラッキーガーデン】のオーナー兼羊飼いの池原さん、
畑先輩・大西さん、塾の先生をしてる岩崎さん、
親日家のアメリカ人・DAVEさん、
そしてKARIAGE&OCAPPA。


作業場は…












はじめは木に絡まるツタと雑草で足が踏み入れられない状態だったけど、
数時間の草刈り機稼働&手作業でがんばった結果…














埋もれていた小屋がでてきた。
この小屋と、そばにある大きなくすの木のしたがみんなの休憩所となる。



全体的にはこんな感じ。








机を置いても余裕があって、
なかなか広い。




さらに写真右手方向、石垣の奥へと進んで行くと…










大きな木がいくつか並んでいて、
ハンモックも掛けれます!


涼しくなる9〜10月に、
このスペースをもう少し整理予定。
ゆくゆくは休憩だけじゃなくて、
キャンプしたり食事会したり、
大勢で遊べる場所になりそうで楽しみ。

2009-08-24

半月ぶりのジャンプ!(KARIAGE)

August 19(Wed)Fine


ここ最近は東京やら九州やらを放浪しており
実に半月ぶりにMt.生駒へとひとりでジャンプ!

愛しのお野菜たちと、久々の再会です。

ところが…

予想していたことではあったけど
そろそろ収穫終了に近づいているモノもあり…












(シワシワになってしまったキュウリの葉。
 元気なときより枯れかけている方が虫に
 つかれる。写真ではわからないが虫だらけ)
















(キュウリが育ちそこなったもの。
 けど色はキレイ)




食べれそうなものもこんな姿で…














(『J』キュウリ)













(『∩』キュウリ)




でもね、キレイなお野菜もいいんだけど
ぼくはどちらかいえばこんな感じの不細工さに心惹かれたりもする。
(「もののあわれ」というか「無常」というか…)


また、ししとうもそろそろ終わりが近づいている気配。









(今季、いちばん頑張ってくれたのがししとう。
 たくさんの実りに感謝!)




その一方で、ここへきてガッツリ育つものもあり…









(なぜかナスに色気を感じてしまうのは
 ぼくだけでしょうか??)



このたっぷり感! 思わずニヤけてしまうぼく。



ところで
この散らかりまくってるの(↓)何かわかります??

雑草じゃないですよー。



















正解は…



















ミニトマト。









(英語ではCherry TomatoやGrape Tomato
 というらしい)




ようやくその顔を赤らめてくれました。
その姿のカワいさたるや他に勝るものはナシ!

でも実は…、ミニトマト食べれないんです、ぼく。。

なのでこれは、自分的にはプレゼント用。
(ご希望の方には摘みたてを「アーン」してさしあげるサービス付き!)




さて、続いて第2問。

このボーボー状態のもの(↓)は何でしょう??











(自然農法(※)とごまかしたいところだが…)

※不耕起(耕さない)、不除草(除草しない)、不施肥(肥料を与えない)、無農薬(農薬を使用しない)農法




正解は…



















枝豆!!














(以前はこんな姿だったのに…)




いや〜、サボりっぷりが見事に露呈してますなぁ。
もっと頑張らねば。









(形はできてきているが、もうちっと
「ぷっくり」なるのを待つ)







そして、本日の釣果。














このお野菜たち(↑)は、KARIAGE宅でこんな風(↓)に変身。








・豚肉とナスとししとうの味噌炒め
・きゅうりとツナのマヨネーズ和え
・ミニトマト




それにしても自分で作った野菜ってホントにおいしい。(ミニトマトは食べれんけど。。)

新鮮だから? 雰囲気の問題? それとも愛情があるから?

きっとその全部。
そして、この感覚って実際作った人のみが感じられる特権だと思う。

もしいま、少しでも畑に興味がある人がいるなら、ぜひチャレンジすることをオススメ。
農業って“癒し”や“優しさ”ではないと思うけど、間違いなく“楽しさ”はありますよー。
週末のみの畑なら、遊びの延長として成り立つことは【OCAPPA FARM/KARIAGE FARM】の
活動で証明済みだしね。
(ガチ農業はもちろんそんなに甘くないでしょうが…)




とまあ、そんなこんなで最終問題。(from お隣の畑)

このスイカ、何者の被害にあったものでしょう?















正解は…



















アライグマ(!)。


なんでも最初に穴をあけて、そこから手を突っ込み
中身をすくいながらパクパク食べるらしい。

食害にあった人からすれば腹立たしいだろうが
アライグマが必死に食べてる姿を想像すると
なんだかほほえましい感じもする。




結局この日は暗くなるまで畑仕事をし、引き続き【ラッキーガーデン】にて
畑仲間の方々とミーティング。

【矢崎ファーム】の矢崎さんや畑先輩・大西さんより冬野菜に関するアドバイスをいただいた。
ありがとうございます!

冬と言えば大根やニンジン、カブ、ほうれん草、小松菜、ネギ、キャベツ、ブロッコリーなどなど。

おお、カブといえば夢の「うんとこしょ どっこいしょ」ができるかも。
アライグマにも手伝ってもらわないとな。笑



その後、ホームタウンであるイーストオオサカシティへと戻り、
新型ほにゃららでダウンしてたOCAPPAちゃんを野菜片手に見舞って(わりと元気そうでよかった)
この日の活動は終了。

次は日曜日です。Ciao!

2009-08-11

寂しくないもん、ソロ活動(OCAPPA)









(火)、午前7時30分、生駒。
前回のKARIAGEくんの九州男児全開の
業務連絡を受け、初めてのソロ活動。 














グッドモーニ〜ン!
やっぱりひとりは寂しいのか、こんなこともしてみる。



以上、早朝から畑でひとり遊びの図です。


きょうは午前5時過ぎに地震で目が覚めて、
そこから寝ようとしても眠りに落ちず。。。
ここ最近、台風接近とか大雨とか荒天が続いたせいで、
ふと畑が気になった。

KARIAGEくんが関西に不在だった先週末は、
(東京で開催された野外フェス「WORLD HAPINESS」に参加していたそうだ。
YMO with 小山田圭吾はどうだった?)
わたしも億劫になって一度も行けなかった。
さすがに10日近くも放置すると、
キュウリがまたもやゴーヤを凌ぐオバケキュウリになっていたり、
はたまた天敵が野菜を喰い荒らしていたり…なんてことが懸念されたし、
その上に荒天続き。苗が倒れている恐れもある。
ってことで、思い立ったが吉日。
早朝からお山へ向かった。








一昨日から続いた雨も止んだ。
空は青いし、水を浴びた緑はイキイキしてる。
それに朝一番の生駒山は空気も澄んでる〜















雨のせいで、畑へ続く坂道が川状態。
すごい勢いで音をたてて流れてる。




案の定というか、到着した畑では、
野菜たちが驚くべき成長を見せておりました。

キュウリ、シシトウは写真では分かりづらいから省略させてもらい、
ナスをご覧ください。








この“たわわ”っぷり!
一株で4つくらい収穫できます。



キュウリ、シシトウもナスに劣らぬ実のなりようで、結果…








ナス10個、
キュウリはバケツ山盛り1杯分、
シシトウは大きめのボウルで山盛り1杯分。
何も考えてなかっただけに、収穫袋も忘れたし、
「ひとりでどうやって持って帰ろう」と悩んだ挙げ句、
自分の鞄の中身を全部出して、そこにシシトウとナスを、
畑用に買った金属バケツにキュウリを突っ込むことに。



解決!と思って、先の「グッドモーニ〜ン!」の図など撮っていたら、
まさかの畑先輩登場!!

「お、おはようございまっす!!」と元気よく言ったはいいが、
畑からひょっこり姿を見せたもんだから、驚かせちゃったかも知れない。。。
平日の早朝は誰も来ないと思い込んでいただけに、
野菜で顔なんぞ作って遊んでいたのが恥ずかしくなる。
暑さと動揺による汗を拭いつつ、いざ、帰る準備。
すると数メートル離れた畝から、
「バジルって使いはるー?」と畑先輩。

「つ、使います!パスタとかに。。。」と答えると、
「ここにようけできてるから〜」と束をちぎって手渡してくれた。








たまらん香りである。
こういう野菜を作りたいと思った。
畑先輩、ありがとうございます!


それから畑先輩と一緒に、畝を歩いて、わたしたちの畑を見てもらった。
キュウリは先がすぼんだ実ができてきてて、これは終了の合図らしい。

















一方、ナスとシシトウはまだまだ元気で、もうしばらく実をつける様子。
そして新しく植えたミニトマトと枝豆はもうちょい!













前回にKARIAGEくんが来たときより、
中身が詰まってきている感じ。
でもまっ赤になるには、まだ時間がかかりそうだ。















こちらが枝豆。
茎の間にあるちっちゃいのが実です。
大きさは小指にも満たない。


ばあさんの如く早朝から、ひとりでお山へ行くのは不安だったけど、
たわわではち切れんばかりの野菜を見たら吹っ飛んだ!
予想外の畑先輩の来園もあったし!
たくさんの野菜を積んだ帰りの車中では、
バジルの香りに食欲を刺激されつつ、
帰ったら誰にこの野菜を持っていこう?と考えるだけでワクワクした。

2009-08-03

生駒の山に轟く佐賀の弁(KARIAGE)

8月2日(日)ピーカンもピーカン!

雨かと思えばカンカン照りで〜♪(「オー・スザンナ」より)
てなもんでこの日も生駒へと着地。

先週同様、まずは腹ごしらえをせねばと
宝山寺の近くにあるレゲエカフェ【ナイヤビンギ】へ。










(古い旅館を改装して作られたお店。
 1Fは服と雑貨を販売、2Fがカフェ)













(お昼の御膳。すばらしくオーガニック)




かすかに聴こえてくるレゲエと
素材の旨味をそのまま活かしたベジタブルな食事とで
おいしくゆる〜い時間をすごせた。

あまりにも気持ち良すぎて居座ることウン時間…。

おっと、イカンイカン!
ぼくらは野菜を食べにではなく、穫りに来たのだった。

ゆるゆるの空気感に後ろ髪を引かれながらも
なんとか気を取り直して、畑へ移動。



実はこの日、
相方のOCAPPAちゃんは名古屋へとカレー遠征に出ていて不参加。

そのかわりというわけではないが
ぼくと同郷(佐賀県出身)の後輩たちが
ゲストとしてかけつけてくれた。


それが…

…こいつらだ! 1、2、3(ワン・ツー・スリー)










(クギオ。ぼくの高校時の後輩。
 男前なのに彼女ナシの不思議ボーイ)











(佐賀県白石町出身のクワマンちゃん。
 ぼくの2コ下、クギオの1コ下で、
 英語の発音にこだわる高学歴ガール)




ぼくも含め、3人とも今は大阪で働き、大阪に住んでいる。
だけど話すことばはやっぱり佐賀弁。

ふたりと喋っていると、なんだか高校時代に戻った気分。

まわりの人が振り返るくらいどギツイ方言が
この日の生駒山にはこだましていた。


作業開始するやいなや
「うわっ、がばいあらか〜」(注:「うわっ、えらいこっちゃ」の意)
と驚く声。













(光に弱いクギオはグラサン持参)




それもそのはず。
その大きさメジャー級、なオバケきゅうりが何本も繁殖。



















穫ってはみたものの
「重たさ〜」(「重たい〜」)と
驚愕するクギオ。













(思わずつまみ食い。。
 てか、つまみ食いというにはデカすぎる)





この日、もっとも多く実っていたししとうは
クワマンちゃんにお願いすることに。









(穫れたてはそのままで食べても
 十分に美味しい)




さすが実家が農家を営んでるだけあって
慣れた手つきで作業をこなすクワマンちゃん。














(ベテランの風格さえ漂っている)




「べらいよんにゅなっとっよ!」(「すごくいっぱい実がなってるよ!」)と
かなりの量のししとうをハサミなしの手ちぎりで収穫してくれた。


そしてナスは、ぼくが収穫。













(ちらほらと傷みが目立つ。やはりキレイなものを作る
 には週末だけじゃむずかしいかも。けど味は抜群!)




そんなに大きくはないけど、とっても愛らしい。
これって親バカかしら!?



ミニトマト、オクラ、枝豆はまだ成長段階。
来週、再来週くらいには…、てな感じ。










(ミニトマト兄弟)













(カレーに入れたいオクラちゃん)
















(枝豆の成長とともにまわりの雑草もグングン成長中。
 次あたりは手入れしなきゃ!)




というわけで本日の穫れ高(パチパチ〜♪)








水ナス=いっぱい
きゅうり=いっぱい×2
ししとう=いっぱい×3





それにしても、お野菜を育てるのって
楽しいのんと別に、なにかしら感じるところがある。

育てて・食べて・生きていく、という至極単純、
だけど普段の生活では忘れがちなことを実感できるというか。

プラス、畑に訪れるたびに「生命力」ってすごいな、と。
ナスが虫に食われながらも実をつけるのは「生命力」。
その虫がぼくらの目を盗んで葉っぱを食べるのも「生命力」。
ぼくらがそのナスを食べるため大事に育てているのも「生命力」。

いろんな「生命力」が絡まって
この世界は動いている。

これって、当たり前のことかもしれないけど
なんだかすごい!!










(「生命力」を味わうふたり。
 デカきゅうりで乾杯!)




すごく暑くて
すごく楽しくて
すごくなまってた一日。

おふたりさん、ありがとでした!




*業務連絡*
OCAPPAちゃんへ
来週はおいが行かれんけん頼んだばい!