2009-10-28

イチゴ記念日(KARIAGE)

10月25日(日)

じんわりと寒さが増してきた10月後半。
OCAPPAちゃんは引き続き九州ひとり旅を実施中。

先週同様この日もひとりでさみしく作業するのか、と思いきや
助っ人ふたりが急遽お手伝いにきてくれた。

















(左)カワいい軍手と長靴で武装して参戦、笑顔がキュートな大西嬢
(右)50歳近いのにピンクを着こなすオサレなおっちゃん・日高さん

この日の夜、3人で【青年団】のお芝居を観にいく予定だったので
試しに畑あそびにも誘ってみると、ふたりとも「OK!」と快諾。
どちらもばっちりキメこんで登場してくれた。

大西嬢は畑でこそ作業はしていないが、以前からプランターで野菜を育てたり
農業体験に参加したりと、とにかくアクティブな人。
野菜に関する知識もぼくなんかより遥かに豊富なのだ。

日高さんは料理、お菓子づくりを得意とする器用なおっちゃん。
なぜかこの日、お湯や湯のみ、茶しゃく、茶せんなどを持参し、みんなにお茶をたててくれた。
(本人いわく、むかし茶道を嗜んでいたらしい…)

そんなふたりにお手伝いしてもらったのが、みんな大好き“イチゴ”の植え付け。
大西姉さんの指示のもと、畝が作りづらい三角スペース(でもわりとお気に入り)に
バランス良く配置していった。














イチゴの種類としては我が地元・九州産の「豊の香」をセレクト。(これは譲れない!)
そして、一緒に植え付けたのがイチゴのコンパニオン・プランツに最適な「ボリジ」。
これがなかなかの優れモノらしく、なんでもミツバチなどの天敵を呼びよせて
害虫被害を減らしたり、受粉を助けてくれるとのこと。
さらにはイチゴの風味まで良くする効果も。


















ふたりとも作業中の表情は真剣そのもの。














定植した後は、藁を敷き詰めた。
これが毛布となり、苗の風邪ひきを防止してくれる。
また有機物を分解してくれる虫さんの住処にもなるみたい。
マルチ(畑でよく見かける黒いビニール)の方がなにかとメリットがあって便利かもしれないけど
ぼくはなんだかこっちの方が好きだなー。














あらかたイチゴの作業が終えたところで休憩。

同じく畑仕事をしていたラッスンさん親子と合流。(今回は忘れずお名前を聞けた)
ちなみにハーフの娘さん(奥さんが日本人)のお名前はハルカちゃん。
写真を見ても分かる通り、ソー・キュート!
ぼくら3人ともハルカちゃんにデレデレだった。

日高さんがたてるお茶と持参したおまんじゅうで、ちょっとした茶会を開催。














(ワビ・サビにご満悦!?)



ラッスンさんは本格的(?)なお茶がはじめてみたいで興味津々。
日高さんのレクチャーのもと、きちんと3回まわして飲んでくれた。
初体験の感想を聞いてみると「…めんどうくさい」とのこと。笑

さてさて、そうこうしているうちに辺りもひんやりとしてきたので、ここいらでお仕事終了!

早いもので今年も残すところあと2ヶ月になりましたね。
【OCAPPA/KARIAGE FARM】にとって、はじめての冬将軍の到来。
この日植えたイチゴちゃんたち以下、ぼくらのお野菜たちは無事に大きくなれるかな。
楽しみ半分、心配半分。。

羊さんたちも応援しておくれー。めーめー。


















2009-10-22

びりか銅版画展(KARIAGE)

















〜お知らせ〜

このブログにもちょいちょい登場しているビリちゃん(※)の個展が開催中です。

その名も『びりか銅版画展』。
場所は茨木市立 川端康成文学館ギャラリーにて、期間は今月31日(土)まで。

ご興味のある方、お近くに寄られた方などはぜひ。
てか、ぼくもまだ行っていないので、時間を見つけて行きたいと思っています。

2009-10-21

怪我は男の勲章!?(KARIAGE)

10月18日(日)

相方のOCAPPAちゃんは、今月半ばから末まで「愛車で行く! 九州ひとり旅」を決行中。
彼女が編集・ライターとして手掛けている雑誌【IN/SECTS】にからめて
半分営業と、半分取材修行の旅らしい。
その様子が和歌山県の山の本屋【イハラ・ハートショップ】さんのHPにて
随時更新中なのでこちらも要チェック!

なぜか九州でも畑仕事をしているみたい。(本人いわく「OCAPPA FARM 出張編」)
いやはや、さすがと言うべきか、素晴らしいフットワーク。
毎度毎度、感心させられます。


というわけで、この日はおひとりさまでの畑活動。

前日よりなんとなく“山感”を味わいたい気分だったので、ちょっくら登山感覚でバックパックを担ぎ
あえて遠いルートを辿って入山してみた。
途中、寄り道してみたり、どこぞのおじいちゃんと世間話してみたり(長かった…)しながら
ゆっくりと登りきって畑に到着。


まず最初に目に飛び込んできたのは、なんだかいつもと違う風景。
なんと! イノシシ避けの柵が設置してあるではないか。














たぶん畑先輩の大西さんか、畑同僚のデイブさんあたりが作ってくれたんだろう。
お手伝いできず、申し訳ないです。。
いつもありがとうございます。

でもこれでイノシシ対策はばっちり効果テキメンなはず。
そう喜びながら思い切って柵を飛び越えようとしたら…
嗚呼、なんておっちょこちょいなワタシ。。
あろうことか、お気に入りのツナギを柵に引っ掛けてしまい
さらには自分の身まで引っ掛けてしまう始末。














横着せずに頑丈にとめられていた針金を外して、フツーに入るべきだった…。
どうやらイノシシより先にぼくに対して効果を発揮したみたいね。
自分のドジさに呆れながらもすぐに立ち直り(切り替えだけは早いのだ)、作業スタート!


まずはオクラの撤去作業。
たった2苗だけだったけど、だいぶ大きくなっていたので結構なスペースが空いた。
そしてそこには河内一寸そら豆を植え付け。









(そら豆を無農薬で育てるのは至難の業らしい。
 でも頑張っちゃうぞー! なぜなら大好きだから)




次に収穫作業。
この日、採れたのは以下のもの。












































(上左:ネギ、上右:ワケギ
 中左:アサツキ、中右:水菜
 下左:三つ葉 なんだか緑なのんばっか)




その後は、まだまだ成長中のお野菜たちに水やりと追肥を施した。



























(上左:ハクサイ、上右:キャベツ
 下左:ブロッコリー)



みんな、だいぶ大きくなったね。
ハクサイとキャベツは結球するのを待ち、ブロッコリーは…
こっからどうなるんだろ? てか、どこを食べるんだろ??
う〜ん、いかんせんなにを育てるにも初めてだらけで、わからないことだらけ。

いつもは要所要所でまわりの皆さんに教えを乞い、助けてもらっているけど
たまにはなにも聞かず調べずで、ドキドキしながらその成長を見守ってみようかな。
だってこれも素人農業者の楽しみだろうしね。

と、まあこんな感じでこの日の作業はフィニッシュ!
つぎは25日(日)です。シーユー。

2009-10-14

スタートの合図(KARIAGE)

10月12日(月・祝)つづき

後半戦は畑メンバー共同の広場の整理。
単に畑仕事だけで終わらず、オプションでの作業(=楽しみ)があるのも
この場所の良いところ。

そして、この日から畑メンバーに加わる新人さんが親子で登場!












(はい、チーズ! 知らん人だらけでビビったのか
 必死でパパの足にしがみつくチビッコちゃん。
 右側にいるのはデイブさん)



デイブさんのお知り合いらしいが、お名前を聞くのを忘れてた。。
なんでもオーストラリア出身とのこと。

この親子に加え、【ラッキーガーデン】のオーナー池原さん、大西さん、マキさん、デイブさん、コリーさん、
そしてOCAPPAちゃんとぼくの合計9人で作業した。












































































ひたすら作業に没頭している間、ふと農業ブームのことを考えてみた。
間違いなくど真ん中にいるのに、それに対してどうしても違和感を感じる自分。
流行というある種の申し合わせに、世間全体が付き合う滑稽さ?
いや、きっとブーム自体にではなく、それに寄り添う「期待」みたいなものが気持ち悪いのかな。

前にも書いたけどたぶん農業には癒しはないと思う。だけど楽しみならある。
そしてその楽しみの広げ方は自分次第。
ブームの渦中、同じ方向を向くのは結構だけど、大切なのはその方向を向きつつも何を考えるかということ。
単に乗っかるだけじゃおもしろくない。

うん、なんか少しだけ気付けたような気がするな。
きっとこれは、スタートの合図。

この畑を起点に、今後いろいろ楽しいことをやっていくつもりです。
詳しいことはこのブログでボチボチと。

2009-10-12

こいーぃこいーぃ青空の下で(OCAPPA)













10月12日(月・祝) AM8時の生駒山中腹 快晴!
この濃厚な青空、好きだな〜
お山の上のテレビ塔もオニのツノみたいでかっこいい。
さて、この日はいつもの畑仕事+畑ファミリーによる合同作業日でした。
まずは畑仕事の記録から。

実はこの数日前、畑にイノシシが侵入との知らせを受けていた。
到着した畑には、すでに畑先輩・大西さんと畑職人のデイブさん
(畝作りから自家製の唐辛子防虫薬作りまでプロ顔負けの仕事をこなす)が来ていた。












畑先輩・大西さん、イノシシの被害も若干あったのか!?
トマト&バジルの畝を整理中












デイブさんも畝を丁寧に手入れ中




OCAPPAとKARIAGEも、まずはイノシシ被害をチェック。






畝を見れば、遠慮もなくヅカヅカと
横切った足跡が。手前は、先日、
コリアンダーの種を植えたばかりの畝。




とはいえ、被害はこれくらい。
イノシシは畑へ来たものの、大して食べるものがなくて困っただろうな。。。
まわりのみんなも、少し葉ものを食べられたり、
ジャガイモを掘り返されたくらいで、大きな被害はなかった模様。
しかし、イノシシ除けの柵は取り急ぎ作ろう!という話に。

被害も大したことなかったため、
新たな種蒔きや水やりなどをテキパキ。












種は、かつお菜とすぐき菜を新たに蒔いた。
どちらも1ミリほどの小さな種なんですが、
しっかり芽を出してくれるかが心配。



その後、KARIAGEくんはお野菜たちに水やり。













合間に、デイブさんからラディッシュをもらったり。














OCAPPAは畑先輩が「持ってかえり〜」と言ってくださったバジル、
そして赤唐辛子を収穫。














さらに畑先輩、小松菜と水菜の苗までくださいました!




























いつもありがとうございます。

結果、この日の収穫カゴはこんな感じに。
赤唐辛子、バジル(大西ファームより)、ラディッシュ(デイブ家ファームより)、
三つ葉、ネギ、オクラ(OCAPPA/KARIAGE FARM)より。



















2時間の畑仕事を終え、引き続き行う共同作業に備え、
ちょびっと腹ごしらえ。コンビニのおにぎりやパンであれ、
お山ではとびっきりおいしくなるのが、毎度、不思議です。


















さて、次なる共同作業を行うのは、
わたしたちの畑の真下にあるこの小屋周辺。













続きはKARIAGEくんに任せたよーーー
よろしく。

2009-10-09

台風一過の畑から(OCAPPA)

台風18号が過ぎ去った直後、8日正午。
畑の様子が気になって、
それから4日の作業の続きをしたくて、ひとり生駒へ。

夕方から予定があったため、タイムリミットは2時間。
KARIAGEくんが居れば、いつも作業の半分以上は任せっぱなし、
のんびり収穫なんぞをやっている私ですが、やるときゃーやります。
(やらないときゃーやりません。。。)
この日は“やるときゃー”のほうでした。


作業その① 台風被害の確認とささやかな対処













オクラの株1本 倒れる。
ネギ、所々 折れる。



ネギはどうしようもないと判断し、そのままに。
オクラの株は、土寄せをして起こしました。


作業その② 新しい畝を作って、種蒔いて













4日の作業時、【大阪メロン】のマサさんが
一所懸命に耕してくれた開墾地に新たな畝を2本作った。
鍬を入れると、雨降り後ゆえに土が適度に湿っているのがわかって、
こりゃええ野菜が育つ!と手応えがあり。

そんなふわふわの土に種蒔きしたのが・・・








1畝目
コリアンダー(スパイス)


そして2畝目は、先日、半分しか蒔けなかった天王寺蕪の残り。


作業その③ さよならナスの日こんにちはサフラン
とうとう、夏野菜の撤去も大詰め。
前回はトマトを一掃したのですが、この日はナス。
4株あったナスをすべて引っこ抜き、ちょいと鍬入れをして、畝を整理。
新たに、念願のサフランを植えました。
(念願っぷりは「スクープ!!!」にて)













たったこれだけの作業で、所要時間は1時間半。
やっぱりひとりは大変だ。人手ってすごい。

ただ、ひとりでやると、いつも以上に冷静になる。
共同作業の日は、KARIAGEくんや一緒に来てくれた友人が
奮闘しているのを見るからか、こちらも作業に集中してしまって、
そのうちに日暮れがやって来て、そそくさと帰る。
でもひとりだったこの日は、集中していてもどこか余裕があったからか(?)、
終わった後、落ち着いて畑全体を見渡してみた。













日陰でわかりづらいけれど、
手前は縦に5畝、
奥は、通称・デルタ地帯(三角形の苗場)で、横に5畝。

これで私たちのスペースはすべて開墾終了!
あとはこの場所をフル活用して、
まずは冬野菜を育てる。
それから野菜の名札代わりにもなる立て札を
おもしろおかしく作って遊ぶ。
ゆくゆくは畝自体をミステリーサークルみたいに
円形にして野菜を育てたい。
農家さんなら、作物を効率よく作るなどの理由から
畝をまっすぐするんだろうけど、
あくまで私たちの畑は遊び場。
実験的にそんなことができたらいいな〜。